WEB業界はスピードがはやく、20代や若い人が多い印象ですが、30代や40代は転職しにくいでしょうか?
私は今年30歳になります。飲食業で営業をしていましたが、コロナ禍で業界の厳しさや不安定さを改めて実感したのもあり、システムエンジニアを目指すことを検討しています。
よろしくお願いいたします。
以前と比較すると、年齢が高くても転職はしやすくなっています。
私が社会人になった20年前、2000年のはじめあたりは、またWEB業界ができたばかりなので、20代の社長がマンションの一室で数人と起業しているベンチャーか、書籍や紙媒体をつくっている老舗の制作会社がWEB媒体にスイッチするか、の二極化していたと思います。(ちなみに、私は後者の老舗の制作会社に入社しました。)
ですが、WEB業界も20年以上が経ち、しくみが整備され、他の業界と同じように成熟してきました。20代だった社長も20年歳を取り、40代になっているわけです。
ですから、40代、50代の社員がいても違和感はありません。
特に、提供しているWEBサービスがIT化が進んでいないレガシーな業界レガシーな業界(大企業、不動産、医療、食品など)は、WEBサービスを利用するクライアント(個人、企業)側もお年を召されている場合も多いので、営業活動においても、20代の若い人が飛び込むよりは、30〜40代以上の人が窓口をした方が、お客様の懐に入りやすいこともあります。
また、社内のWEBディレクター、マーケター、エンジニア、デザイナーにおいても、クライアントと同じ年代で同じライフステージの人の方が、クライアント視点で最適なサービスをつくれるので、WEB業界の会社とはいえ、社員の年齢が高い傾向にあります。
私も以前不動産系のWEBサービスを提供している会社にいたのですが、40代〜50代の方も多かったですし、社員の平均年齢は、30代中盤だったと思います。
とはいえ、30代以上は実績と実力を求めるので、他の業界と同様、転職のハードルが上がることは確かですので、面接においては、強みとやりたいことを正しくわかりやすく(ロジカルかつシンプルに)、アピールすることが重要です。